ノートの一部にリンクする【見出し・ブロックへのリンク】

Obsidian

Obsidianでノートをリンクするとき,リンク先のノートの一部だけを引用したい・一部だけにリンクしたいってことないでしょうか?この記事では,少し発展的なリンクの使い方を紹介していきます!

Obsidianでノートをリンクする方法

Obsidianはノート同士をリンクでつないで,自分だけの知識のネットワークを作っていことのできる最強のメモアプリです。ノートのつなぎ方はObsidianでノートとノートをつなげるで書いた通り,非常に簡単です。

とはいっても,ノートにはたくさんの情報が含まれているので,その一部だけを引用して使いたい場合もあるでしょう。そうしたときは,見出し・ブロックへのリンクを使うと便利です!

内部リンク

まずはノート同士をリンクする方法の復習です。最もよく使うタイプのリンクかなと思います。書き方は以下の通りです。もう少し掘り下げた内容は別の記事で紹介しているので参考にしてください。

[[リンクしたいノートのタイトル]]

このタイプのリンクは高頻度で使うと思います。最初のうちはとりあえずこれを何度も使ってみて,ノートをつなぐことに慣れていきましょう!

見出しへのリンク

個人的には,Obisidianで作成するノートは,それぞれできるだけコンパクトにしたいのですが,場合によっては長々としたノートになることもあります。長いということはそれだけ複数の情報が含まれているということですね。

そうしたときは,見出しへのリンクを設定して,リンク先のノートのどの情報を参照しているかを明示したほうがベターな場合があるかもしれません。具体的な下記化は以下の通りです。

[[リンクしたいノートのタイトル#リンクしたい見出し]]

内部リンクを作成した後,#のあとにリンクしたい見出しを記入するだけです#を入力した時点でリンクできる見出しの候補が表示されるため,そこから選択すればOKです!

ブロックへのリンク

見出しでもよりさらに細かい情報(たとえばノートのあるパラグラフとかセンテンス)へのリンクをしたい場合はブロックへのリンクを使います。

先ほどの見出しへのリンクの「#」を「^」に変更するだけです!書き方は以下の通り。

[[リンクしたいノートのタイトル^リンクしたいブロック]]

見出しリンクと同様,「^」を入力した時点でリンクできるブロックの候補が表示されるかと思います。その中でリンクしたいブロックを選択すればOKです。

リンクを埋め込む

見出しへのリンク・ブロックへのリンク,それぞれできたでしょうか?とても簡単にノートの一部へのリンクを設定することができたと思います。

確かに一部へのリンクを作成することはできました…。ただ,このままだとリンク先の情報はリンク先に飛ばないとみることができません。

運用方針にもよりますが,一つのノートは数百文字程度かなと思います。そのため,内部リンクを設定する場合は,必要に応じてリンク先のノートを確認しに行けばいいと思います。

一方で,見出しやブロックへのリンクの場合,ノートの一部を切り取ってリンクすることになるので,リンク先の情報はかなり限定的です。この場合,リンク先にわざわざ確認しにいくのは手間なように思います。

そこで,一つのノートに別のノートの情報を直接埋め込む方法も知っておくと便利です!設定方法はとても簡単で,先ほどの見出し・ブロックへのリンクの前に「!」を添えてみてください。

![[リンクしたいノートのタイトル^リンクしたいブロック]]

![[リンクしたいノートのタイトル#リンクしたい見出し]]

実際に使ってみた様子は以下の通りです。

こうすれば,わざわざリンク先に飛ばなくてもノートの一部を参照できる状態でリンクを設定することができますね。

もちろん内部リンクでも埋め込みは利用できます。ですが,リンク先のノートと情報が重複しますし,そもそもリンク先のノートと統合すればいいのではないかと思います。知識がすっきり整理できる形で運用するのが良いかもしれません。

リンクの使い分けをするべきか

question mark illustration
Photo by Pixabay on Pexels.com

より細かい情報へのリンクを設定するための方法として,見出しとブロックへのリンクを紹介しました!使い方としてはそんなに難しくないので,覚えておくと役立つかもしれません。

しかし,そもそもこうしたリンクは有用なのでしょうか?個人的には,見出しやブロックへのリンクを活用するのは難しいと感じています。

見出しやブロックへのリンクを使わない理由

たとえば,見出しへのリンクをしたいと思う場合は,その見出し以下の内容が一つの有益な情報になっているのではないかと思います。であれば,見出しの内容を新しいノートとして切り出してしまって,そちらに内部リンクを設定したほうがいいかもしれません。新しいノートとして切り出せば,別のノートのからリンクを作る際に,直接リンクを設定すればいいわけなので。

ブロックへのリンクの場合,リンク先の情報が非常に細かくなってしまうので,情報としての価値は少ないように思います。そもそも,パラグラフやセンテンスといったブロック単位の情報を覚えておいてリンクを作るというのは,かなりの記憶力がいるように思います。それほど記憶力がない私には難しいかなと感じています。。。(笑) それでもどうしてもそこにリンクしたいということは,それだけそのブロックが重要な意味を持っているのではないかと思います。であれば,見出しの場合と同じく新しいノートに切り出していくというのも一つの手だと思っています。

とはいえ使うときもある!

紹介しておいてなんだという感じですが,個人的には見出し・ブロックへのリンクは,個人的にはなかなか使いどころが難しいと感じています。実際,私がObisidianで使っている比率としては,内部リンクが99%です!

ただ,全く使わないかというとそんなこともありません。ノートの内容・構成によってごくごくたまに使うこともあります。上述の説明では,ノートを切り出していけばいいと書きましたが,あまり細かい単位で切り出していっても情報が細分化してしてかえって混乱することもあるでしょう。

結果的に使わなくなってしまいましたが,人によっては便利でしょうし,私も今後の使い方に変化があるかもしれません。ぜひ面白い・便利な使い方があれば教えてもらえたらうれしいです!

それでは楽しいObisidianライフを!

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